【EGFR陽性肺がん:一次治療】「タルセバ」vs「イレッサ」

EGFR遺伝子変異陽性の人が初めての治療を考える場合、「タルセバ」治療を選択しても「イレッサ」治療に比べ、無増悪生存期間、生存期間の延長は期待しにくい。

試験では、「イレッサ」治療を受けた人の無増悪生存期間は10.3ヵ月、「タルセバ」治療を受けた人の無増悪生存期間は13.0ヵ月と治療間に差はなかった(p=0.108)。生存期間も「イレッサ」治療を受けた人で20.1ヵ月、「タルセバ」治療を受けた人で22.9ヵ月と治療間に差はなかった(p=0.250)。

グレード3以上の有害事象の発現率も治療間に差はなかった(p=0.172)。

【発表】

2017年1月19日

【試験】

Phase 3

【原著】

Br J Cancer. 2017 ;116:568-574.  [PubMed:28103612]