
「ハーセプチン」「タイケルブ」「タキサン系薬剤」を含む2ライン以上の治療を受けたことがある人は「カドサイラ」治療を選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。試験では3.3ヵ月から6.2ヵ月に延長。
「カドサイラ」治療の選択は、グレード3以上の有害事象の発現率の減少も期待できる。試験では「カドサイラ」治療を選択した人の32%にグレード3以上の有害事象が現れた(vs. 43%)。好中球減少症(2% vs. 16%)、下痢(<1% vs. 4%)、発熱性好中球減少症(<1% vs. 4%)が現れることはかなり低くなる。発現率が高くなる有害事象は血小板減少症(5% vs. 2%)。
【発表】
2014年5月2日
【試験名】
TH3RESA(Phase 3)〔NCT01419197〕
【原著】
Lancet Oncol. 2014;15:689-99. [PubMed:24793816]
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