
70〜80歳のHER2陽性の人が手術後の治療を考える場合、「ハーセプチン」単剤療法を選択した場合でも「ハーセプチン+化学療法」に劣らない無病生存期間が期待できるかは証明されていないが、化学療法を省略することで失われる生存時間は3年時で1ヵ月未満であり、副作用および生活の質を考慮すると、「ハーセプチン」単剤療法が選択肢に成り得る。「ハーセプチン」単剤療法を受けた人ではグレード3以上の有害事象のうち、倦怠感、食欲減退を経験した人は有意に少なかった。
【発表】
2020年9月16日
【試験名】
N-SAS BC07/RESPECT(Phase 3)〔NCT01104935/UMIN000002349〕
【試験実施国】
日本
【原著】
J Clin Oncol. 2020 Sep 16 [PubMed: 32936713]
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