
HER2陽性かつホルモン受容体陰性の人が初めての治療を考える場合、「ハーセプチン+パクリタキセル」2剤併用療法に「アフィニトール」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。
主な有害事象は口内炎、下痢、脱毛症。試験では「アフィニトール+ハーセプチン+パクリタキセル」治療を受けた人のそれぞれ67%(vs. 32%)、57%(vs. 47%)、47%(vs. 53%)に現れた。
主なグレード3以上の有害事象は好中球減少症、口内炎、貧血、下痢。試験ではそれぞれ25%(vs. 15%)、13%(vs. 1%)、10%(vs. 3%)に現れた。
【発表】
2015年6月16日
【試験名】
BOLERO-1(Phase 3)〔NCT00876395〕
【原著】
Lancet Oncol. 2015;16:816-29. [PubMed:26092818]
【こちらの図鑑も合わせて見る】
【さらに詳しく】