
「ハーセプチン+内分泌療法」を受けたことがある人が 「アロマターゼ阻害薬」を含んだ次の治療を考える場合、「ハーセプチン」に「タイケルブ」の上乗せを選択することによって無増悪生存期間の延長が期待できる。
「タイケルブ+ハーセプチン+アロマターゼ阻害薬」治療の主な有害事象は下痢(69%)、発疹(36%)、悪心(22%)、爪周囲炎(30%)であった。「ハーセプチン+アロマターゼ阻害薬」治療を受けた人では、下痢、発疹、悪心をそれぞれ9%、2%、9%の人が経験した。爪周囲炎は誰も経験しなかった。「タイケルブ+アロマターゼ阻害薬」治療を受けた人では、下痢、発疹、悪心、爪周囲炎をそれぞれ51%、28%、2%、15%の人が経験した。
【発表】
2020年8月21日
【試験名】
ALTERNATIVE(Phase 3)〔NCT01160211〕
【原著】
J Clin Oncol . 2021 ;39:79-89. [PubMed: 32822287]
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