
HR陽性の人が非ステロイド性アロマターゼ阻害薬が無効となった次の治療を考える場合、ESR1変異が検出された人では「フェソロデックス」治療を選択しすることで「アロマシン」を選択した場合を上回る無増悪生存期間が期待できる。
ESR1変異が検出された人では「フェソロデックス」治療を受けた人の80%が1年後も生存していたのに対し、「アロマシン」治療を受けた人では有意に少なく62%であった(p=0.04)。一方、ESR1変異が検出されなかった人の1年生存率は「フェソロデックス」治療を受けた人で81%、「アロマシン」治療を受けた人で79%と差はなかった(p=0.69)。
【発表】
2020年6月16日
【分析】
下記の試験のメタアナリシス
- EFECT(Phase 3)
- SoFEA(Phase 3)〔NCT00253422 (英国)〕〔NCT00944918 (韓国)〕
【原著】
Clin Cancer Res. 2020;26:5172-5177. [PubMed: 32546646]