【扁平上皮肺がん:一次治療】「ポートラーザ+ゲムシタビン+シスプラチン」vs「ゲムシタビン+シスプラチン」

扁平上皮非小細胞肺がんと診断された日本人が初めての治療を考える場合、「ゲムシタビンシスプラチン」治療に「ポートラーザ」の上乗せを選択することで生存期間の延長が期待できる。

奏効率は「ポートラーザ」の上乗せによって21%から51%に向上(p<0.0001)。

5%以上の人が経験したグレード3以上の治療関連有害事象は、好中球数減少(42% vs 35%)、発熱性好中球減少症(12% vs 3%)、食欲減退(11% vs 4%)、痤瘡(6% vs 0%)。

本試験の結果、SQUIRE試験の結果に基づいて、2019年6月18日に「切除不能な進行・再発の扁平上皮非小細胞肺癌」について承認され、2019年11月22日に発売が開始された。

【発表】

2019年1月16日

【試験】

JFCM(Phase 2)〔NCT01763788

【原著】

Lung Cancer 2019; 129: 55-62. [PubMed: 30797492]

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