【Ⅲ期肺がん:化学放射線療法】「ドセタキセル+プラチナ製剤」vs「パクリタキセル+プラチナ製剤」vs「エトポシド+プラチナ製剤」

手術ができない人が化学放射線療法を考える場合、プラチナ製剤と組み合わせる抗がん剤として「パクリタキセル」を選択することで、高い奏効率、長い生存期間が期待できる。

悪心、嘔吐、神経障害、アナフィラキシーなどの有害事象の発生率はどのレジメンを選択した場合でも同程度経験する。グレード1または2の粘膜炎、食道炎、貧血、肺炎は「パクリタキセル+プラチナ製剤」を選択した場合に多く経験することになり、「エトポシド+プラチナ製剤」を選択した場合は血液学的毒性を多く経験することになる。

【発表】

2020年8月14日

【試験】

Phase 2

【原著】

Int J Clin Oncol . 2020 ;25:2015-2024. [PubMed: 32797321]