【びまん性大細胞型B細胞リンパ腫:一次治療(30ヵ月PFS)】「ベルケイド+R-CHOP」vs「R-CHOP」

REMoDL-B(Lancet Oncol)                    

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫と診断された人が初めての治療を考える場合、「R-CHOP」治療に、「ベルケイド」の上乗せを選択しても、30ヵ月無増悪生存率の向上は期待しにくい。

ベルケイドR-CHOP」治療の1年無増悪生存率は81.1%、「R-CHOP」治療の1年無増悪生存率は77.7%。ABC型では「ベルケイドR-CHOP」治療の1年無増悪生存率は80.6%、「R-CHOP」治療の1年無増悪生存率は75.7%。GCB型では「ベルケイドR-CHOP」治療の1年無増悪生存率は81.4%、「R-CHOP」治療の1年無増悪生存率は78.8%。

ベルケイドR-CHOP」治療の主なグレード3以上の有害事象は血液毒性で、試験では治療を受けた42.1%(vs 39.8%)の人が経験した。87.1%の人が「ベルケイドR-CHOP」治療を全6サイクルを完遂した。グレード3以上の神経障害は「ベルケイドR-CHOP」治療を受けた3.8%(1.8%)の人が経験した。

【発表】

2019年4月1日

【試験名】

REMoDL-B(Phase 3)〔NCT01324596

【試験参加国】

スイス、英国

【原著】

Lancet Oncol. 2019;20:649-662. [PubMed: 30948276]

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