初めての治療を考える場合、「高用量R-CHOEP療法4サイクル後の自家幹細胞移植」を選択しても「R-CHOEP 8サイクル」を上回る10年無イベント生存率、10年生存率は期待しにくい。
高用量R-CHOEP療法
3週おきに、シクロホスファミド を1サイクル目は1500mg/m2、2~3サイクル目には4500mg/m2、4サイクル目には6000mg/m2 、ドキソルビシンは全サイクルとも70mg/m2、ビンクリスチン2mg、プレドニゾロン 500mg、エトポシドは1サイクル目に600mg/m2、2~3サイクル目に960mg/m2 、4サイクル目に1480mg/m2を投与。リツキサン 375 mg / m2は0、14、36、56、77、98日目に投与。
R-CHOEP療法
2週おきに、シクロホスファミド 750mg/m2、ドキソルビシン 50mg/m2、ビンクリスチン 2mg、プレドニゾロン 500mg、エトポシド 300mg/m2を投与し、これを8サイクル繰り返す。リツキサン 375 mg / m2は1〜4、6、8サイクルの0日目に投与。
【発表】
2021年3月2日
【試験名】
DSHNHL 2002-1(Phase 3)〔NCT00129090〕
【試験実施国】
ドイツ
【原著】
Lancet Haematol. 2021;8:e267-e277. [PubMed: 33667420]