【ホジキンリンパ腫:地固め療法】「アドセトリス」vs「プラセボ」

再発または難治性ホジキンリンパ腫の人は、自家造血幹細胞移植後に地固め療法として抗CD30抗体「アドセトリス」治療を選択することによって無増悪生存期間の延長が期待できる。試験では「アドセトリス」治療によって無増悪生存期間が21.4ヵ月から42.9ヵ月に延長。

アドセトリス」治療によって起こりやすい有害事象は末梢感覚神経障害、好中球減少症。試験では末梢感覚神経障害が16%から56%に、好中球減少症が12%から35%に増加。

米国では2015年8月17日、「アドセトリス」が移植後の再発リスクが高いホジキンリンパ腫の地固め療法として適応追加が承認された。

【発表】

2015年3月19日

【試験名】

AETHERA(Phase 3)〔NCT01100502

【原著】

Lancet. 2015;385:1853-62. [PubMed:25796459]

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