二次治療または三次治療において、「パクリタキセル」治療に「ネクサバール」治療の上乗せを選択しても、無増悪生存期間と生存期間が短縮する可能性が極めて高い。
試験では、「ネクサバール+パクリタキセル」併用治療について、「パクリタキセル」単剤治療を対照に、無増悪生存期間の延長を検証。「パクリタキセル」単剤治療に「ネクサバール」治療を上乗せすることによって、無増悪生存期間が6.6ヵ月から5.6ヵ月に短縮し(p=0.041)、生存期間は20.7ヵ月から12.1ヵ月に短縮した(p=0.018)。
「パクリタキセル」単剤治療に「ネクサバール」治療を上乗せすることによって、毒性が高まった。主なものは、下痢、悪心、好中球減少症、手足症候群、食欲不振。
【発表】
2017年7月25日
【試験名】
PASO(Phase 2)〔NCT01320111〕
【原著】
BMC Cancer. 2017 ;17:499. [PubMed: 28743247]