【ER陽性乳がん:二次治療】「アフィニトール+フェソロデックス」vs「フェソロデックス」

アロマターゼ阻害薬治療中に再発または病勢が進行した人が次の治療を考える場合、「フェソロデックス」治療に「アフィニトール」治療の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。

試験では「アフィニトール」治療を上乗せしても奏効率は変わらないものの(18.2% vs 12.3%; P =0.47)、病勢コントロール率が向上した(63.6% vs 41.5%; P=0.01)。

有害事象は「アフィニトール」治療を選択することで増加する可能性が高い。試験における有害事象の発現率(全グレード)は、口腔粘膜炎(53% vs 12%)、倦怠感(42% vs 22%)、皮疹(38% vs 5%)、貧血(31% vs 6%)、下痢 (23% vs 8%)、高血糖(19% vs 5%)、高トリグリセリド血症(17% vs 3%)、肺炎(17% vs 0%)。

【発表】

2018年4月17日

【試験名】

PrE0102(Phase 2)〔NCT01797120

【原著】

J Clin Oncol. 2018 Apr 17. [PubMed: 29664714]

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