PALOMA-3(NEJM)
HR陽性HER2陰性の進行乳がんと診断され、内分泌療法中に再発または進行が認められた女性が次の内分泌療法を考える場合、「フェソロデックス」治療に「イブランス」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できるが、生存期間の延長は期待しにくい。
前治療の内分泌療法の効果があった人であれば、「フェソロデックス」治療に「イブランス」の上乗せを選択することで生存期間の延長も期待できる。
【発表】
2018年10月20日
【試験名】
PALOMA-3(Phase 3)〔NCT01942135/jRCT2080222543〕
【試験参加国】
日本(愛知県がんセンター、国立がん研究センター東病院、四国がんセンター、埼玉県立がんセンター、千葉県がんセンター、九州がんセンター、相良病院、大阪医療センター)、米国、オーストラリア、ベルギー、カナダ、ドイツ、アイルランド、イタリア、韓国、オランダ、ポルトガル、ルーマニア、ロシア、台湾、トルコ、ウクライナ、英国
【原著】
N Engl J Med 2018;379:1926-36. [PubMed: 30345905]
【さらに詳しく】
- 進行乳癌におけるパルボシクリブとフルベストラントによる全生存期間〔NEJM日本語アブストラクト〕
- 進行乳がんへのパルボシクリブ+フルベストラント、OSの結果〔ケアネット〕
- フルベストラント+パルボシクリブはOSも延長しうる(解説:矢形 寛 氏)〔ケアネット〕
- パルボシクリブがHR陽性進行乳がん治療の新たな選択肢に〔海外がん医療情報リファレンス〕
- HR陽性乳癌の2次治療でのパルボシクリブとフルベストラントの併用療法は対照群よりも6.9カ月OS中央値を延長【ESMO2018】〔日経メディカル〕
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