ホルモン受容体陽性、HER2陰性の人が手術前の補助療法を考える場合、「アロマシン」を選択しても、化学療法と同程度の奏効率は期待しにくい。
試験では、術前化学補助療法として「エピルビシン+シクロホスファミド」4サイクル後に、「ドセタキセル」4サイクルを受けた人の66%が奏効を得られたのに対し、「アロマシン」治療(閉経前の人には「ゾラデックス」を併用)を24週間受けた人では48%であった。閉経前では「EC→ドセタキセル」で奏効率は75%( vs 44%)と良好。
【発表】
2012年6月6日
【試験名】
GEICAM/2006-03(Phase 2)
【原著】
Ann Oncol. 2012;23:3069-74. [PubMed:22674146]