【HER2陽性乳がん:術後治療(5年DFS)】「AC-T」→「ハーセプチン」vs「AC-T」

HER2陽性の人は、手術を受けた後、「ドキソルビシンシクロホスファミド」、「ドセタキセル」終了後に52週間の「ハーセプチン」治療を選択することで、無病生存率が向上する。

試験では、術後に「ドキソルビシンシクロホスファミド」後に「ドセタキセル」、「ドセタキセル」投与後にさら52週間の「ハーセプチン」治療を受けることで5年無病生存率が75%から84%に向上(p<0.001)。5年生存率も87%から92%に向上(p<0.001)。

うっ血性心不全、心機能低下の発現率は、「ハーセプチン」の追加治療によって高まる(p<0.001)。

【発表】

2011年10月6日

【試験名】

BCIRG-006(Phase 3)〔NCT00021255

【原著】

N Engl J Med. 2011;365:1273-83.  [PubMed:21991949]

【さらに詳しく】