【前立腺がん:再発例】「カソデックス+放射線療法」vs「放射線療法」

根治的前立腺全摘除術後にPSAが上昇した人は、「放射線療法」だけでなく、「カソデックス」上乗せを選択することで、12年後も生存している可能性の向上が期待できる。

試験では、「放射線療法」施行中および施行後に、「カソデックス」を上乗せすることで12年生存率が71.3%から76.3%に向上(p=0.04)。12年前立腺癌死亡率は、「カソデックス」を上乗せすることで13.4%から5.8%に低下(p<0.001)。12 年累積転移発生率は、「カソデックス」を上乗せすることで23.0%から14.5%に低下(p=0.005)。

カソデックス」を上乗せすることで、女性化乳房を発現する人が増加。試験では10.9%から69.7%に増加(p<0.001)。

【発表】

2017年2月2日

【試験名】

RTOG9601(Phase 3)〔NCT00002874

【原著】

N Engl J Med 2017; 376:417-428. [PubMed:28146658]

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