【前立腺がん:放射線療法】「アンドロゲン除去療法→全骨盤照射」vs「アンドロゲン除去療法→前立腺局所照射」vs「全骨盤照射→アンドロゲン除去療法」vs「前立腺局所照射→アンドロゲン除去療法」

NRG/RTOG 9413(Lancet Oncol)                 

中〜高リスクの限局性前立腺がんと診断された人は、「アンドロゲン除去療法(ゾラデックスまたはリュープリンオダイン)の後に全骨盤照射」か、「前立腺局所照射の後にアンドロゲン除去療法」のいずれかを選択することで、より高い10年無増悪生存率が期待できる。

主なグレード3以上の膀胱毒性は、「アンドロゲン除去療法の後に全骨盤照射」を受けた6%、「アンドロゲン除去療法の後に前立腺局所照射」を受けた5%、「全骨盤照射の後にアンドロゲン除去療法」を受けた7%、「前立腺局所照射の後にアンドロゲン除去療法」を受けた4%の人が経験した。

グレード3以上の遅発性の消化器系有害事象は、「アンドロゲン除去療法の後に全骨盤照射」を受けた7%、「アンドロゲン除去療法の後に前立腺局所照射」を受けた2%、「全骨盤照射の後にアンドロゲン除去療法」を受けた3%、「前立腺局所照射の後にアンドロゲン除去療法」を受けた2%の人が経験した。

【発表】

2018年10月10日

【試験名】

NRG/RTOG 9413(Phase 3)〔NCT00769548

【原著】

Lancet Oncol. 2018 ;19:1504-1515. [PubMed: 30316827]