【卵巣がん:一次治療(PFS)】「テセントリク+化学療法+アバスチン」vs「化学療法+アバスチン」

IMagyn050(JCO)                        

ⅢまたはⅣ期の卵巣がんと診断された女性が初めての治療を考える場合、「カルボプラチンパクリタキセルアバスチン」治療に「テセントリク」の上乗せを選択しても無増悪生存期間、生存期間の延長は期待しにくい。

テセントリクカルボプラチンパクリタキセルアバスチン」治療の主なグレード3または4の有害事象は、好中球減少症(21% vs 21%)、高血圧(18% vs 20%)、貧血(12% vs 12%)であった。

【発表】

2021年4月23日

【試験名】

IMagyn050/GOG 3015/ENGOT-OV39(Phase 3)〔NCT03038100/jRCT2080223474

【試験参加国】

日本(名古屋大学医学部附属病院、四国がんセンター、愛媛大学医学部附属病院、九州がんセンター、九州大学大学院、久留米大学病院、呉医療センター、北海道がんセンター、兵庫県立がんセンター、岩手医科大学附属病院、鹿児島大学病院、横浜市立大学医学部附属病院、京都大学医学部附属病院、三重大学医学部附属病院、東北大学病院、新潟大学医歯学総合病院、大阪国際がんセンター、静岡がんセンター、東京慈恵会医科大学附属病院、東京大学医学部附属病院、がん研有明病院、慶應義塾大学病院)、米国、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、中国、チェコ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、イスラエル、イタリア、韓国、ノルウェー、ポーランド、ロシア、スペイン、スウェーデン、トルコ

【原著】

J Clin Oncol. 2021 ;39:1842-1855.  [PubMed: 33891472]

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