【再発プラチナ感受性卵巣がん:維持療法】「リムパーザ」vs「プラセボ」

白金製剤感受性の再発高悪性度漿液性卵巣がんの人はプラチナ製剤で奏効が得られた後に維持療法としてPARP阻害薬「リムパーザ」治療を選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。試験では「リムパーザ」治療を受けることで無増悪生存期間が4.8ヵ月から8.4ヵ月に延長。

リムパーザ」治療による主な有害事象は悪心、倦怠感、嘔吐、貧血である。試験では悪心が68% の人に(vs.  35%)、倦怠感が49%(vs. 38%)、嘔吐が32%(vs. 14%)、貧血が17%(vs. 5%)の人に認められた。有害事象の大半はグレード 1 または 2 。

 

【発表】

2012年5月27日

【試験名】

Study19(Phase 2)〔NCT00753545

【原著】

N Engl J Med. 2012;366:1382-92. [PubMed:22452356]

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