【BRCA陽性卵巣がん:維持療法(PFS)】「リムパーザ」vs「プラセボ」

SOLO1/GOG 3004(Lancet Oncol)                 

BRCA1/2遺伝子変異陽性の卵巣がんと診断され、一次治療としてプラチナ製剤による治療を受け、奏効が得られた女性がその後の治療を考える場合、「リムパーザによる維持療法」の実施を選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。

5年無増悪生存率は「リムパーザによる維持療法」を受けた女性では48%であったのに対し、プラセボ治療を受けた女性では21%であった。

【発表】

2021年10月26日

【試験名】

SOLO1/GOG 3004(Phase 3)〔NCT01844986

【試験参加国】

米国、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、イスラエル、イタリア、日本(兵庫県立がんセンター、国立がん研究センター中央病院、九州がんセンター、埼玉医科大学附属病院、四国がんセンター、新潟大学医歯学総合病院、北海道大学病院、静岡がんセンター)、韓国、オランダ、ポーランド、ロシア、スペイン、英国

【原著】

Lancet Oncol. 2021 ;22:1721-1731. [PubMed: 34715071]

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