【去勢抵抗性前立腺がん:三次治療(PFS、OS)】「177Lu-PSMA-617+標準治療」vs「標準治療」

VISION(NEJM)                         

転移性去勢抵抗性前立腺がんと診断され、1レジメン以上の抗アンドロゲン受容体シグナル阻害薬および1〜2レジメンのタキサン系薬の治療歴を有する男性が次の治療を考える場合、標準治療に「177Lu-PSMA-617」の上乗せを選択することで、生存期間および無増悪生存期間の延長が期待できる。

試験では「177Lu-PSMA-617+標準治療」を受けた人の52.7%がグレード3または4以上の有害事象を経験しており、「標準治療」のみを受けた人の38.0%に比べ、グレード3または4以上の有害事象を経験するリスクは高まる。

【発表】

2021年6月23日

【試験名】

VISION(Phase 3)〔NCT03511664

【試験実施国】

ベルギー、カナダ、フランス、デンマーク、ドイツ、オランダ、プエルトリコ、スウェーデン、英国、米国

【原著】

N Engl J Med 2021; 385:1091-103.  [PubMed: 34161051]

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