【多発性骨髄腫:三次治療(PFS)】「ポマリスト+デキサメタゾン」vs「高用量デキサメタゾン」

MM-003(Lancet Oncol)                     

多発性骨髄腫と診断され、ベルケイドおよびレブラミドを含む2ライン以上の治療を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「ポマリストデキサメタゾン」治療を選択することで、「高用量デキサメタゾン」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間が期待できる。

ポマリスト+低用量デキサメタゾン」治療の主なグレード3または4の血液学的有害事象は、好中球減少症(48% vs 16%)、貧血(33% vs 37%)、血小板減少症(22% vs 26%)。主なグレード3または4の非血液学的有害事象は、肺炎(13% vs 8%)、骨痛(7% vs 5%)、倦怠感(5% vs 6%)。

本試験を含む複数の海外臨床試験と国内Phase 2試験(MM-011)に基づき、2015年3月27日、「レナリドミド及びボルテゾミブの治療歴がある再発又は難治性の多発性骨髄腫」を対象にポマリストが承認された。

【発表】

2013年9月3日

【試験名】

MM-003(Phase 3)〔NCT01311687

【試験参加国】

米国、オーストラリア、ベルギー、カナダ、チェコ、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、オランダ、ロシア、スペイン、スウェーデン、スイス、英国

【原著】

Lancet Oncol. 2013;14:1055-1066. [PubMed:24007748]

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