【多発性骨髄腫:二次治療(OS)】「ファリーダック+ベルケイド+デキサメタゾン」vs「ベルケイド+デキサメタゾン」

再発した人が「ベルケイドデキサメタゾン」治療に「ファリーダック」治療追加を選択しても、無増悪生存期間の延長は期待できるが、生存期間の延長は期待しにくい。

試験では「ファリーダックベルケイドデキサメタゾン」治療を受けた人の生存期間は40.1ヵ月であったが、「ベルケイドデキサメタゾン」治療を受けた人でも35.8ヵ月であり、その差は統計学的に有意ではなかった(p=0.54)。

そのうち、「ベルケイド」+免疫調節薬を含む2ライン以上の治療を受けたことがある人では、「ファリーダックベルケイドデキサメタゾン」治療の生存期間は25.5ヵ月、「ベルケイドデキサメタゾン」治療の生存期間は19.5ヵ月であった。

【発表】

2016年10月14日

【試験名】

PANORAMA1(Phase 3)〔NCT01023308

【原著】

Lancet Haematol . 2016 ;3:e506-e515. [PubMed:27751707]

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