【大腸がん:三次治療】「MABp1」vs「プラセボ」

オキサリプラチン」治療も「イリノテカン」治療も無効で、重度のがん関連症状を示している人でも、抗IL-1α抗体「MABp1」治療を選択することで、がん関連症状の改善が期待できる。

試験では、「がん関連症状の改善」を下記の2つを満たすこととと定義した。

(1) 除脂肪体重の維持・増加
(2) 疼痛、倦怠感、食欲不振のうち2つ以上の維持・改善

MABp1」治療を受けた人では、がん関連症状が改善した人が19%から33%に向上した。

主なグレード3以上の有害事象は、貧血、ALP上昇、倦怠感、ASP上昇。

【発表】

2017年1月13日

【試験】

Phase 3〔NCT02138422

【原著】

Lancet Oncol. 2017 ;18:192-201.  [PubMed:28094194]

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