【大腸がん:二次治療】「オキサリプラチン+イリノテカン」vs「イリノテカン」

一次治療で「フルオロピリジン単剤(5-FUロイコボリンまたはカペシタビン)」治療を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「イリノテカン」に「オキサリプラチン」の上乗せを選択することで生存期間の延長が期待できる。

試験では、「イリノテカン」に「オキサリプラチン」を上乗せすることで、生存期間が11.1ヵ月から13.4ヵ月に延長(p=0.0072)。奏効率は7%から22%に向上(p<0.001)。

オキサリプラチン」を上乗せすることで、グレード3または4の顆粒球減少症が13%から25%に、下痢が23%から28%に、感覚障害が0%から5%に増加。

【発表】

2008年10月1日

【試験】

Phase 3

【原著】

J Clin Oncol. 2008;26:4544-50. [PubMed: 18824706]