【大腸がん:術後治療】「5-FU+ロイコボリン」vs「経過観察」

手術後に「5-FUロイコボリン」による補助化学療法を選択することで生存期間の延長が期待できる。

試験では、「5-FUロイコボリン」による術後補助化学療法によって生存期間を延長できるかを「経過観察(進行後に化学療法開始)」と比較した。5.5年の追跡の結果、「5-FUロイコボリン」による術後補助化学療法によって全死因死亡数が減少(p=0.008)。

主要評価項目ではないが、2年再発率は「5-FUロイコボリン」治療を受けることで14.0%から9.2%に減少(p=0.004)。

【発表】

2007年12月15日

【試験名】

QUASAR(Phase 3)〔ISRCTN82375386

【原著】

Lancet. 2007;370:2020-9. [PubMed: 18083404]