初めての治療を考える場合、「エトポシド+シスプラチン」治療に「アバスチン」上乗せを選択しても、無増悪生存期間の延長は期待できるが、生存期間の延長は期待しにくい。
試験では、「アバスチン+エトポシド+シスプラチン」治療を受けた人の生存期間は9.8ヵ月、「エトポシド+シスプラチン」治療を受けた人の生存期間は8.9ヵ月であり、治療間に差はなかった(p=0.113)。無増悪生存期間は「エトポシド+シスプラチン」治療に「アバスチン」を上乗せすることで無増悪生存期間が5.7ヵ月から6.7ヵ月に延長(p=0.030)。
「アバスチン」の上乗せによってグレード3または4の高血圧が増加。
【発表】
2017年1月30日
【試験名】
FARM6PMFJM
【原著】
J Clin Oncol. 2017 Jan 30. [PubMed:28135143]