【尿路上皮がん:二次治療(PFS)】「サイラムザ+ドセタキセル」vs「ドセタキセル」

RANGE(Lancet)                         

プラチナ製剤を含む化学療法治療後に進行した人が次の治療を考える場合、「ドセタキセル」に「サイラムザ」治療の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。

試験では「サイラムザドセタキセル」併用療法の無増悪生存期間について、「プラセボ+ドセタキセル」と比較。「プラセボ+ドセタキセル」併用療法を受けた人の無増悪生存期間が2.76ヵ月であったのに対し、「サイラムザドセタキセル」併用療法を受けた人では4.07ヵ月と延長した。

グレード3以上の有害事象は、「サイラムザドセタキセル」併用療法を受けた人の60%、「プラセボ+ドセタキセル」併用療法を受けた人の62%が経験した。

【発表】

2017年9月12日

【試験名】

RANGE(Phase 3)〔NCT02426125

【原著】

Lancet 2017; 390: 2266–77. [PubMed: 28916371]

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