【悪性中皮腫:二次治療(PFS)】「イジュド」vs「プラセボ」

DETERMINE(Lancet Oncol)                    

一次または二次治療後に病勢が進行した人は、抗CTLA-4抗体「イジュド」治療を選択しても、無増悪生存期間の延長は期待しにくい。

試験では、プラセボが投与された人の無増悪生存期間が7.3ヵ月であったのに対し、「イジュド」治療を受けた人の無増悪生存期間は7.7ヵ月であり、治療間に差は認められなかった(p=0.41)。

治療下で発現したグレード3以上の有害事象は、「イジュド」治療を受けることで48%から65%に増加。主なものは、呼吸困難、下痢、大腸炎。

【発表】

2017年7月17日

【試験名】

DETERMINE(Phase 2b)〔NCT01843374

【原著】

Lancet Oncol. 2017 ;18:1261-1273.  [PubMed: 28729154]