【慢性リンパ性白血病:一次治療】「トレアキシン」vs「クロラムブシル」

慢性リンパ性白血病の人が最初の化学療法を考える場合、「トレアキシン」治療を選択することで「クロラムブシル」治療より高い奏効率と無増悪生存期間の延長が期待できる。

試験では「トレアキシン」治療を受けた人の68%が奏効を得られた。無増悪生存期間は「トレアキシン」治療を受けた人では8.3ヵ月から21.6ヵ月に延長した。

トレアキシン」治療の選択はグレード3以上の有害事象が起こる可能性がより高くなる。試験では「トレアキシン」治療を受けた人の40%がグレード3以上の有害事象を経験した。「クロラムブシル」治療を受けた人では19%であった。グレード3以上の感染症を「トレアキシン」治療を受けた8%(vs. 3%)の人が経験した。

【発表】

2009年8月3日

【原著】

J Clin Oncol. 2009;27:4378-84. [PubMed:19652068]