再発・難治性の慢性リンパ性白血病の人が次の治療を考える場合、「トレアキシン+リツキサン」治療にPI3Kδ阻害薬「イデラリシブ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間および生存期間の延長が期待できる。
試験では、「イデラリシブ+トレアキシン+リツキサン」治療を受けた人の生存期間は40.6ヵ月、「トレアキシン+リツキサン」治療を受けた人の生存期間は34.6ヵ月であった。
「イデラリシブ+トレアキシン+リツキサン」治療が長くなることによって、下痢、大腸炎、肺炎を経験するリスクが増加する。
【発表】
2019年4月17日
【試験】
Phase 3〔NCT01569295〕
【原著】
J Clin Oncol. 2019 ;37:1391-1402. [PubMed:30995176]
【こちらの図鑑も合わせて見る】