【濾胞性リンパ腫:維持療法(PFS)】「リツキサン2年投与」vs「経過観察」

濾胞性リンパ腫と診断され、初回治療として「リツキサン+化学療法」が奏効した人が維持療法を考える場合、「リツキサン」治療を選択することで3年無増悪生存率の向上が期待できる。

リツキサン」治療を受けた人の24%がグレード3または4の有害事象を経験し(vs 17%)、「リツキサン」による2年間の維持療法を選択することでグレード3または4の有害事象を発症するリスクが1.46倍に上昇する(RR 1.46(1.14-1.87、p=0.0026)。特にグレード2〜4の感染症が最も発症しやすい有害事象であり、試験では「リツキサン」治療を受けた人の39%が経験し( vs 24%)、維持療法を選択することでリスクが1.62倍(RR 1.62 1.35-1.96、p<0.0001)に上昇する。

【発表】

2010年12月20日

【試験名】

PRIMA(Phase 3)〔NCT00140582

【試験参加国】

アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、コロンビア、デンマーク、フランス、オランダ、ニュージーランド、ペルー、スペイン、タイ

【原著】

Lancet. 2011;377:42-51. [PubMed: 21176949]

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