【肝細胞がん:一次治療】「ニンテダニブ」vs「ネクサバール」

初めての治療を考える場合、「ニンテダニブ」治療を選択することで、「ネクサバール」治療に劣らない治療成功期間が得られる可能性がある。試験では「ニンテダニブ」治療を受けた人の無増悪生存期間は5.3ヵ月、「ネクサバール」治療を受けた人の無増悪生存期間は3.9ヵ月であった。

グレード3または4の有害事象は、「ニンテダニブ」治療を受けた人で少なかった(67.7% vs 90.3%)が、有害事象による治療を中止した人は「ニンテダニブ」治療を受けた人で多かった(45.2% vs 22.6%)。

【発表】

2018年3月22日

【試験】

Phase 2〔NCT01004003

【原著】

Br J Cancer . 2018 ;118:1162-1168.  [PubMed: 29563636]