【肝転移大腸がん:術後治療】「5-FU+ロイコボリン」vs「経過観察」

肝転移のある人は転移巣切除後に「5-FUロイコボリン」による補助化学療法を選択することで無病生存率の向上が期待できる。

試験では、転移巣切除後の「5-FUロイコボリン」による補助化学療法の5年無病生存率を「転移巣切除のみ」と比較。「5-FUロイコボリン」による補助化学療法を受けることで5年無病生存率が26.7%から33.5%に向上(p=0.028)。5年生存率は補助化学療法を受けた人で51.1%であり、受けなかった人の41.1%と差はなかった(p=0.13)。

【発表】

2006年11月1日

【試験名】

FFCD ACHBTH AURC 9002

【原著】

J Clin Oncol. 2006;24:4976-82. [PubMed: 17075115]