【肺がん(胸水あり):一次治療】「カルボプラチン+ペメトレキセド+アバスチン」

悪性胸水を有する人が初めての治療を考える場合、「カルボプラチンペメトレキセドアバスチン」3剤併用治療を選択することで、胸膜癒着術を施行することなく胸水のコントロールが期待できる。試験では「カルボプラチンペメトレキセドアバスチン」3剤併用治療を受けた人の93%が胸膜癒着術を施行することなく胸水がコントロールできた。

カルボプラチンペメトレキセドアバスチン」3剤併用治療を受けた人の半数が8.2ヵ月以上増悪することなく生存し、18.6ヵ月以上生存した。

グレード3以上の有害事象は、好中球減少症 (28.6%)、血小板減少症 (28.6%)、蛋白尿 (3.6%)、高血圧 (3.6%)であった。

【発表】

2016年7月5日

【試験名】

NEJ013A(Phase 2)

【原著】

Lung Cancer. 2016;99:131-6. [PubMed:27565928]