【Ⅲ期肺がん:維持療法(2年OS)】「イミフィンジ」vs「プラセボ」

PACIFIC(NEJM)                          

手術ができない人が化学放射線療法後に病勢の進行が認められなかった場合、「イミフィンジによる維持療法」を選択することで、無増悪生存期間だけでなく、生存期間の延長も期待できる。

イミフィンジ」治療を受けた30.5%(vs 26.1%)の人がグレード3または4の有害事象を経験した。「イミフィンジ」治療を受けた15.4%(vs 9.8%)の人が有害事象のため治療を中止した。

【発表】

2018年9月25日

【試験名】

PACIFIC(Phase 3)〔NCT02125461/jRCT2080222682

【試験参加国】

日本(順天堂大学医学部附属順天堂医院、日本医科大学付属病院、国立がん研究センター中央病院、九州大学病院、大阪はびきの医療センター、埼玉医科大学国際医療センター、関西医科大学附属病院、広島市立広島市民病院、金沢大学附属病院、国立がん研究センター東病院、埼玉県立がんセンター、久留米大学病院、四国がんセンター、名古屋医療センター、宮城県立がんセンター、岡山大学病院、大阪国際がんセンター、近畿大学病院、群馬県立がんセンター、北里大学病院、近畿中央呼吸器センター、北里大学病院、仙台厚生病院、国立国際医療研究センター、静岡がんセンター、大阪医科薬科大学病院、山口宇部医療センター、神奈川県立循環器呼吸器病センター、神奈川県立がんセンター)、米国、オーストラリア、ベルギー、カナダ、チリ、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、イスラエル、イタリア、韓国、メキシコ、オランダ、ペルー、ポーランド、シンガポール、スロバキア、南アフリカ、スペイン、台湾、タイ、トルコ、ベトナム、英国

【原著】

N Engl J Med 2018; 379:2342-2350. [PubMed: 30280658]

【さらに詳しく】

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