【肺がん:一次治療】「ペメトレキセド+カルボプラチン」vs「パクリタキセル+アバスチン+カルボプラチン」

初めての治療を考える場合、「ペメトレキセドカルボプラチン」治療を選択しても、「パクリタキセルカルボプラチンアバスチン」治療を選択した場合に比べ、グレード4の有害事象がない無増悪生存期間の延長は期待しにくい。

ペメトレキセドカルボプラチン」治療を受けた人は、グレード3または4の貧血(18.7% vs 5.4%)、血小板減少症(24.0% vs 9.6%)をより多くの人が経験した。「パクリタキセルカルボプラチンアバスチン」治療を受けた人ではグレード3または4の好中球減少症(48.8% vs 24.6%)、グレード1または2の脱毛(28.3% vs 8.2%)、感覚神経障害をより多くの人が経験した。入院回数、入院期間に治療間の差はなかった。

【発表】

2015年1月

【試験名】

PRONOUNCE(Phase 3)〔NCT00948675

【原著】

J Thorac Oncol. 2015;10:134-42. [PubMed:25371077]

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