【肺がん:一次治療】「イレッサ+化学療法」vs「化学療法」

喫煙歴のない人が初めての治療を考える場合、「シスプラチンペメトレキセド」治療に「イレッサ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。

イレッサシスプラチンペメトレキセド」治療を受けた79.5%の人が治療に奏効した(vs 51.4%, p= 0.010)。

EGFR遺伝子変異陽性の人は「シスプラチンペメトレキセド」治療に「イレッサ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できるが(13.3ヵ月 vs 7.8ヵ月, p= 0.025) 、EGFR遺伝子変異野生型の人は延長は期待しにくい(8.2ヵ月 vs 6.6ヵ月, p= 0.063)。

【発表】

2020年5月12日

【試験名】

First-iGAP(Phase 2)

【原著】

Clin Lung Cancer. 2020 May 12. [PubMed: 32605893]