【肺がん:一次治療】「ゲムシタビン+シスプラチン」vs「ドセタキセル+シスプラチン」vs「パクリタキセル+カルボプラチン」vs「パクリタキセル+シスプラチン」

初回のプラチナベースの化学療法を選ぶ際に、「ゲムシタビン+シスプラチン」、「ドセタキセル+シスプラチン」、「パクリタキセルカルボプラチン」のどれを選んでも「パクリタキセル+シスプラチン」と生存期間において大差はない。試験では「パクリタキセル+シスプラチン」で7.8ヵ月、「ゲムシタビン+シスプラチン」で8.1ヵ月、「ドセタキセル+シスプラチン」で7.4ヵ月、「パクリタキセルカルボプラチン」で8.1ヵ月であった。

奏効率についても大差はない。試験では「パクリタキセル+シスプラチン」で21%、「ゲムシタビン+シスプラチン」で22%、「ドセタキセル+シスプラチン」で17%、「パクリタキセルカルボプラチン」で17%であった。

ゲムシタビン+シスプラチン」治療を選択した場合、病勢の進行までの時間が長かったが、グレード3以上の腎毒性を起こしやすい。試験では9%の人で現れた。

【発表】

2002年1月10日

【原著】

N Engl J Med. 2002;346:92-8.  [PubMed: 11784875]

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