EGFR-TKIおよび1−2ラインの化学療法を受けた人が次の治療を考える場合、「カプレルサ」治療を選択しても、生存期間の延長は期待しにくい。
924名が参加したこの試験では、「カプレルサ」治療を受けた場合の生存期間をプラセボを投与した場合と比較。プラセボ群の生存期間(中央値)が7.8ヵ月であったのに対し、「カプレルサ」群の生存期間は8.5ヵ月と、治療間に有意な差は認められなかった (ハザード比 0.95; 95.2%信頼区間, 0.81−1.11; p =0.527)。
「カプレルサ」治療中に発現した主な有害事象(グレード3または4)は、皮疹(5.5%)、下痢(5.3%)、高血圧(5.0%)。
【発表】
2012年2月27日
【試験名】
ZEPHYR(Phase 3)
【原著】
J Clin Oncol. 2012;30:1114-21. [PubMed: 22370318]