【肺がん:二次治療】「ニンテダニブ+ドセタキセル」vs「ドセタキセル」

初回化学療法を受けた後、病勢が進行した人が次の治療を考える場合、「ドセタキセル」治療に「ニンテダニブ」の上乗せの選択によって無増悪生存期間の延長が期待できる。

試験では、「ニンテダニブドセタキセル」併用療法の無増悪生存期間を「プラセボ+ドセタキセル」治療と比較。7.1ヵ月の追跡の結果、「ドセタキセル」治療に「ニンテダニブ」を上乗せすることで無増悪生存期間が2.7ヵ月から3.4ヵ月に延長(p=0.0019)。

生存期間は「ドセタキセル」治療に「ニンテダニブ」を上乗せすることで10.3ヵ月から12.6ヵ月に延長(p=0.0359)。

ドセタキセル」治療に「ニンテダニブ」を上乗せすることで増加するグレード3以上の有害事象は、下痢(2.6%→6.6%)、ALT上昇(0.9%→7.8%)、AST上昇(0.5%→3.4%)。

【発表】

2014年1月9日

【試験名】

LUME-Lung 1(Phase 3)〔NCT00805194

【原著】

Lancet Oncol. 2014;15:143-55. [PubMed: 24411639]

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