局所進行非小細胞肺がんの人が化学放射線療法を考える場合、「エトポシド+シスプラチン」治療を選択しても、「パクリタキセル+カルボプラチン」治療を選択した場合に比べ、生存期間の延長は期待しにくい。
試験では、「エトポシド+シスプラチン+放射線療法」は、「パクリタキセル+カルボプラチン+放射線療法」より3年生存率が15%優れていた(p=0.024)。生存期間は「エトポシド+シスプラチン+放射線療法」治療を受けた人で23.3ヵ月、「パクリタキセル+カルボプラチン+放射線療法」を受けた人で20.7ヵ月(p=0.095)。
「エトポシド+シスプラチン+放射線療法」を受けた人ではグレード3以上の食道炎が多く、「パクリタキセル+カルボプラチン+放射線療法」を受けた人ではグレード2以上の放射線肺炎が多かった。
【発表】
2017年1月30日
【試験】
Phase 3〔NCT01494558〕
【原著】
Ann Oncol. 2017;28:777-783. [PubMed:28137739]
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