手術後の化学療法を考える場合、「ERCC1とTSの発現レベルに基づいた個別化治療」を選択しても「従来のプラチナ製剤を含む化学療法」を選択した場合を上回る5年生存率は期待しにくい。
「ERCC1とTSの発現レベルに基づいた個別化治療」は次のような化学療法が選択することとされた。
- ERCC1とTSの発現レベルが高い場合:パクリタキセル単剤
- ERCC1の発現レベルが高くTSの発現レベルが低い場合:ペメトレキセド単剤
- ERCC1の発現レベルが低くTSの発現レベルが高い場合:シスプラチン+ゲムシタビン
- ERCC1およびTSの発現レベルが低い場合:シスプラチン+ペメトレキセド
【試験名】
ITACA(Phase 3)
【原著】
Ann Oncol. 2021 Oct 4. [PubMed: 34624497]
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