【肺がん:高齢者】「シスプラチン+ゲムシタビン」vs「ゲムシタビン」

71歳以上でPSが0-1の人が初めての治療を考える場合、「ゲムシタビン(またはペメトレキセド)」単独治療に「シスプラチン」の上乗せを選択しても、無増悪生存期間の延長は期待できるが、生存期間は期待しにくい。

ゲムシタビン(またはペメトレキセド)」単独治療に「シスプラチン」の上乗せを選択することで、奏効率の向上が期待できる(8.5%→15.5%; p=0.02)。

シスプラチン」の上乗せを選択することで、重篤な血液毒性、倦怠感、食欲不振が発現する可能性が高まる。

【発表】

2018年7月20日

【試験名】

MILES-3/MILES-4(Phase 3)〔NCT01405586NCT01656551

【原著】

J Clin Oncol. 2018 ;36:2585-2592.  [PubMed: 30028656]