【肺神経内分泌腫瘍:術後治療】「イリノテカン+シスプラチン」vs「エトポシド+シスプラチン」

Stage I-IIIAの高悪性度神経内分泌肺がんの人が手術後の補助療法を考える場合、「イリノテカンシスプラチン」治療を選択しても「エトポシドシスプラチン」を上回る3年無再発生存率は期待しにくい。

グレード3または4の有害事象は「エトポシドシスプラチン」治療を受けた人でより多く経験し、20%の人がグレード3または4の発熱性好中球減少症(vs 4%)、97%の人がグレード3または4の好中球減少症(vs 36%)を経験した。一方、「イリノテカンシスプラチン」治療を受けた人は11%の人がグレード3または4の食欲不振(vs 6%)、8%の人がグレード3または4の下痢(vs 1%)を経験した。

【発表】

2020年11月2日

【試験名】

JCOG1205/1206(Phase 3)〔jRCTs031180216

【試験実施国】

日本

【原著】

J Clin Oncol. 2020 Nov 2 [PubMed: 33136471]

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