【胃がん:周術期治療(OS)】「FLOT」vs「ECF」

FLOT4(Lancet)                         

切除可能な胃がんまたは胃食道接合部がんと診断された人が手術前後の補助化学療法を考える場合、「5-FUロイコボリンオキサリプラチンドセタキセル(FLOT)」治療を選択することで、「ECF(またはECX)」治療を選択した場合を上回る生存期間の延長が期待できる。

「ECF」レジメンは「エピルビシンシスプラチン5-FUロイコボリン」の併用、「ECX」レジメンは「エピルビシンシスプラチンカペシタビン」の併用。

いずれの治療を受けた場合も27%の人が重篤な有害事象を経験した。

【発表】

2019年4月11日

【試験名】

FLOT4(Phase 3)〔NCT01216644

【試験実施国】

ドイツ

【原著】

Lancet. 2019; 393 :1948-1957. [PubMed: 30982686]

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