【胃がん:術後治療】「化学放射線療法」vs「化学療法」

手術後の補助療法を考える場合、「化学療法」に「放射線療法」の上乗せを選択しても生存期間の延長は期待しにくい。

試験では、術前に「エピルビシンシスプラチン(またはオキサリプラチン)+カペシタビン」を3コース受けた。

術後は、化学療法を受けた人は術前と同様に「エピルビシンシスプラチン(またはオキサリプラチン)+カペシタビン」を3コース、化学放射線療法を受けた人は「放射線療法(45Gy/25分割)+シスプラチン(週1回)+カペシタビン(毎日)」によって治療された。

術後に「化学療法」を受けた人の48%がグレード3、9%がグレード4の有害事象を経験した。術後に「化学放射線療法」を受けた人では41%の人がグレード3、4%の人がグレード4の有害事象を経験した。

【発表】

2018年4月9日

【試験名】

CRITICS(Phase 3)〔NCT00407186

【原著】

Lancet Oncol. 2018 19; 616-628. [PubMed: 29650363]

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