ChekMate 9ER(NEJM)
淡明細胞型腎細胞がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「オプジーボ+カボメティクス」併用療法を選択することで、「スーテント」単独治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間、1年生存率が期待できる。
「オプジーボ+カボメティクス」治療の奏効率は55.7%であり、「スーテント」治療の27.1%を有意に上回った(p<0.001)。
「オプジーボ+カボメティクス」治療を受けた75.3%の人がグレード3以上の有害事象を経験した(vs 70.6%)、19.7%の人が1つ以上の薬剤を中止し、5.6%の人が両方の薬剤を中止した。
【発表】
2021年3月4日
【試験名】
ChekMate 9ER(Phase 3)〔NCT03141177〕
【原著】
N Engl J Med 2021; 384:829-841 [PubMed: 33657295]
【こちらの図鑑も合わせてみる】
【さらに詳しく】
- 進行腎細胞癌に対するニボルマブとカボザンチニブの併用とスニチニブとの比較〔NEJM日本語アブストラクト〕
- 進行腎がん1次治療、ニボルマブ+カボザンチニブで高い有効性(CheckMate-9ER)/NEJM〔ケアネット〕
- 未治療の進行RCCにニボルマブとカボザンチニブの併用療法はスニチニブよりも有効【ESMO2020】〔日経メディカル〕
- 進行腎細胞癌に対する1次治療としてのニボルマブ+カボザンチニブによるPFS、OS、ORR改善効果は持続的【ASCO GU 2021】〔日経メディカル〕
- ニボルマブ+カボザンチニブの進行腎がん1次治療、持続的な効果示す(CheckMate-9ER)/BMS〔ケアネット〕
- 進行腎細胞癌の1次治療でニボルマブとカボザンチニブの併用はスニチニブよりも有効〔日経メディカル〕