【腎細胞がん:三次治療】「ドビチニブ」vs「ネクサバール」

抗VEGF薬、mTOR阻害薬治療を受けたことがある人では、「ドビチニブ」治療を選択しても無増悪生存期間の延長は期待しにくい。

試験では、「ドビチニブ」治療を受けた人の無増悪生存期間は3.7ヵ月、「ネクサバール」治療を受けた人の3.6ヵ月と差はなかった。

ドビチニブ」の主なグレード3または4の有害事象は、高トリグリセリド血症(14%)、倦怠感(10%)、高血圧(8%)、下痢(7%)。「ネクサバール」の主なグレード3または4の有害事象は、高血圧(17%)、倦怠感(8%)、下痢(7%)、手足症候群(6%)。

【発表】

2014年2月17日

【試験名】

GOLD(Phase 3)〔NCT01223027

【原著】

Lancet Oncol. 2014;15:286-96. [PubMed:24556040]

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